彼の行動はいつだって読めない。









         いつもいつも予想不可能なことを言ってくるし、行動をおこす。




















         でも、そんな彼にも、魔法の合図があるの。










































         魔法の合図







































         「雅治ー」




         「なんじゃ?」




         「ここ・・・・わかんない・・・・・・・・・」











         日曜日のこと。


         私は彼の家で猛勉強中。


         明日の数学の小テストに向けて、数学をやっている最中。






         雅治は数学が得意で

         すっごく余裕、って顔してスポーツ雑誌読んでる。




         くそっ!人が頭抱えて悩んでるっていうのに・・・・・・・・・・・




         「んー簡単じゃ簡単。」



         


         雑誌に夢中になっているのか、問題も見ず適当に応えてくる雅治。

         私はそんな雅治に向かってふくれっ面をしてみた。





         「問題見ないで言わないでよねー!もう・・・・・これだから雅治も数学も嫌い!」




         半分冗談で、半分期待も込めて雅治に言ってみた。



         しかし彼からは何も返事は返ってこない。







         時折帰ってくるのは「ん、」とか「お、」とか・・・・・・・・・そんな相槌ばかり。

         おいおい、彼女よりも雑誌が面白いですかー




         喋りもしない雑誌に嫉妬してみる。






         「もう・・・・雅治ー!私はお手上げですー!」



         「おお、そうかの。」


         「ヘルプミー・・・・・・・・・・・・・」




         なかなかこっちに目を向けてくれない雅治。

         彼はいつだって予想できない。




         何を考えてるのか、なんて当てられる確立は宝くじがあたるくらい低い確率だって思う。





         




         黙って雑誌を読んでいる雅治の横顔。


         鼻が高くって


        

         目がキリっとしてて



         肌も綺麗で



         髪の毛も、今着てる紺のセーターだって・・・・・・・・・


  




         全部が全部、雅治がカッコイイ理由なんだって思った。






         一度見たら、目が離せなくなって。















         「・・・・・・好き・・・・・」








         気付いたら、そうつぶやいてた。






         そんな私の言葉が耳に入ったのか、やっと雅治はこっちを向いた。



         「いきなりそんなこと言うとは・・・らしくないぜよ。」


         




         またそうやって言ってくるから、もっともっといってやりたくなった。

         ああ、もう大好きが止まんないって。




         「雅治・・・・・好き。」


         「俺も・・・・・好きじゃよ?。」




         雑誌の落ちる音がした。


        








         予想不可能の彼



         でも、こう言ってくれる時は、



    







         魔法の合図


















         気付いたら私は雅治の腕の中にいた。

         しっかり抱きしめられて、雅治のいい匂いがなんだかくすぐったいのは気のせい?

         ほら、雑誌落ちてるよ?雅治・・・・・・・・・・・・







         「好きじゃよ、・・・・・」







         こうなると、魔法の時間。




         彼のペテンにも似た魔法が始まる素敵な合図













         大きな指を、私の指に絡めて、


         唇を何度か重ねあって


         何度も何度も言う。








         大好き






























        






         素敵な時間








         魔法の合図

















      











         END











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   ん?これは一体・・・・・・JJ
   集中力がいつもいつも切れ切れで・・・・・・・・・
   本当にすみません・・・駄文ばっかりです;
   今日この夢を書いていて思ったんですが
   春休みの宿題やってないなーと。
   明後日学校が始まりますのに・・・・・・・・・(ヤバイ・・

   でわ、次もよければ覗いてやってください^^

                              070407 ナミダ